ソフトバンクグループのさとふるは、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」をオープンし、10月31日よりサービスを開始した。

「さとふる」は、地方自治体への寄付「ふるさと納税」をインターネット経由で行うことができるサービス。同サイト内で寄付先の選定・申し込み、寄付金の支払い(クレジットカード決済)までワンストップで行える点が特長。開始時点での寄付先は北海道安平町、栃木県那須、塩原市、群馬県榛東村、佐賀県嬉野市、長崎県松浦市、計5つの自治体。寄付先の自治体は順次拡大するという。

なお「さとふる」では、ソフトバンクモバイルのスマートフォンユーザーであれば、「ソフトバンクまとめて支払い」を利用して、携帯電話の利用料金と一緒に寄付金を支払うことが可能。さらに、ソフトバンクモバイルが提供するスマートフォン向けアプリ「かざして募金」で市町村章などを読み取ることで、「さとふる」の各自治体のWebページにアクセスすることもできる。

このほか「さとふる」では、ユーザーが同サービスをスムーズに利用できるよう、ふるさと納税制度や手続き方法などについて解説するコールセンターを設置。平日の午前10 時から午後5 時まで質問を受け付ける。

携帯料金徴収の仕組みを利用した寄付金の支払いや、コールセンターによる問合せ対応は、ふるさと納税のマッチングサイトでは初めてとなる。利便性の向上により、競合サービスに対して差別化を図りたい考えだ。