俳優のブラッド・ピット主演最新作『フューリー』(11月28日公開)の2種類のテレビCMが、11月1日の放送開始に先立ち30日、公開された。

ウォーダディーら5人の仲間が繰り広げる激しい戦車戦

本作は、1945年のヨーロッパ戦線を舞台に、1台の戦車で300人ものドイツ軍最強部隊を相手に戦い抜いた、5人のアメリカ兵士の絆と壮絶な戦いを描いた戦車アクション大作。部隊のリーダー・ウォーダディーをブラッド・ピットが演じる。このたび公開されたテレビCMは2種類で、光る弾丸が飛び交う「アクション」篇と、5人の絆が熱い「ドラマ篇」がお披露目された。

ブラッド・ピット演じるウォーダディーが「撃て」と号令を発するシーンから始まる「アクション編」では、抜群の機動力で敵戦車に立ち向かうシャーマン戦車と、無敵と言われたドイツ軍のティーガー戦車の激しい戦闘が描かれる。全世界に6台しか現存しない中で、唯一走行可能な本物のティーガー戦車を使って撮影された戦車戦が一番の見どころで、赤と緑に光る弾丸が炸裂する大迫力の映像が収められている。

ディテールにこだわるデヴィッド・エアー監督は、軍事アドバイザー3人、退役軍人4人と密接に連携して彼らの知識や経験を学び、実際に米軍通信舞台の記録映像を何時間分も研究。徹底的にリサーチを重ね、激烈な戦場をリアルに再現したという。軍事技術アドバイザーであるデヴィッド・レイも「ノルマンディー作戦、北アフリカ戦線、ベネルクス戦線、そして最後のドイツ侵攻で隊員たちがどのように戦い抜いてきたか、その真実を語ってくれる」と太鼓判を押す。

一方の「ドラマ篇」は、仲間の命を守り抜くことを決意したウォーダディーの下、固い絆で結ばれた5人の兵士たちの戦場での葛藤を伝える。彼らはたった5人で、300人を越えるドイツ軍に挑むことになり、「怖いです」と本音をこぼす新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)に、「俺だって」とウォーダディーも打ち明ける。絶望的な戦況の中、それでも戦う決意をした彼らの運命は、果たして。

(C)Norman Licensing, LLC 2014