『アバター』『タイタンの戦い』で知られる俳優のサム・ワーシントンが、スキンヘッドに髭三つ編みという衝撃の姿で出演している『サボタージュ』(2014年11月7日公開)で、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーと共演できた喜びや、デヴィッド・エアー監督の手腕について語った。

スキンヘッド&髭三つ編み姿でモンスター役を演じるサム・ワーシントン

本作は、DEA(麻薬取締局)最強の特殊部隊を襲う猟奇連続殺人の謎を追う物語。シュワルツェネッガーが、特殊部隊を率いるリーダー、ジョン・ウォートンを演じ、サム・ワーシントンが、チームの副リーダー、モンスターを演じる。ワーシントンは、過去作に続き、今作でも肉体美を見せているが、さらに、スキンヘッドに髭を三つ編みにするという、驚きの風貌を披露している。

「アーノルドはレジェンドだ。彼と出会えるチャンスを生かしたいと思った」とアーノルドとの共演を喜んだワーシントンは、「人はアーノルドのことを知っている。アーノルドは象徴的な存在だし、どうしてもそれが先に立つ。でもデヴィッドがアーノルドの中から引き出したものは、クリント・イーストウッドに近い」と、アーノルドは今までと違う姿を見せているという。

そして、「あの白髪頭もそうだ。アーノルドのアクションは素晴らしいが、彼も年を取り、白髪頭になって、人を育てる立場を演じている。デヴィッドが探求しているのはそういうことだと思う」と分析。「白髪頭の鍛えられた戦士だが、自分の家族を大切に育もうとする男。そんなアーノルドは誰も見たことがないし、誰も追求してこなかった」と語り、「彼の周りで演技できてとても刺激を受けるよ。彼は努力して自分の可能性を探究し続ける俳優なんだ」と俳優魂をたたえた。

さらに、「デヴィッドは賢い。固定観念を破るのが好きなのだと思う」と監督の手腕を絶賛し、俳優も「常に自分を掘り下げ追い込みたい」と考えているとコメント。そして、「アンサンブル演技をするアーノルドは見たことがない。ストレートな感情あふれるドラマを演じるアーノルドも見たことがない」とあらためて本作のアーノルドに感激を示し、「デヴィッドがそれを探究させた。そういう作品に参加できるのは俳優の喜びだ」と喜びを語った。

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