Q.職場でセクハラをうけたことはありますか?

セクハラという言葉が世に浸透してもう30年余り。残念ながら、未だに職場でのセクハラはなくなっていないようだ。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、職場でセクハラをうけたことはあるか聞いてみた。

Q.職場でセクハラをうけたことはありますか?

はい 9.0%
いいえ 91.0%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どのようなセクハラだったのか、教えてください

■明らかなボディタッチ
・「お尻をべったり触られた」(25歳女性/運輸・倉庫/営業職)
・「肩や首を触られた」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「腰に触られた等」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「部長に抱きしめられた」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「飲み会の席で体を触る、やらしいことを言って嫌がるのを見て楽しむ」(50歳女性/電力・ガス・石油/事務系専門職)

■いやらしい言葉
・「『ホテルに行こう』と誘われた」(34歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「既婚男性から卑猥なメールがきた」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「交際を申し込まれてしつこい」(33歳女性/金融・証券/事務系専門職)

■視線や気配を感じる
・「やたら足を見られる……ラジオ体操をするのだが、わざわざ私の後ろにきて見てくる」(24歳女性/情報・IT/技術職)
・「『おつかれにゃん』とか変なメールがきて、私用のマグカップを勝手に使い間接キスをしていたこと」(31歳女性/食品・飲料/事務系専門職)

■仕事に関係ない質問
・「性行為の頻度を聞かれた」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「彼氏いないのとか聞く」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「彼氏と週何回くらい? という質問」(25歳女性/不動産/事務系専門職)
・「部長にスリーサイズを教えてと言われた」(26歳女性/金融・証券/専門職)

■嫌味?
・「『結婚しないの?』と何の気なしに言われて笑ってごまかしました」(32歳女性/医療・福祉/専門職)
・「結婚しないのか聞かれた」(29歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「早く結婚しろよと言われる、気にしてはいないが」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「『だから彼氏ができないんだ!』というのはちょくちょく言われていた……彼氏いたから気にしなかった」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「『はやく子ども産んだ方がいい』と言われた」(30歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「上司がチームの女性の結婚を予想する結婚ダービーをしている…」(31歳女性/情報・IT/技術職)

■男性がうけたセクハラ例
・「女係長から『イケメンじゃないくせに』って批判をされた」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)

■総評
職場でセクハラを受けたことがあるか、という問いに「はい」と答えた人は9%と、1割に満たなかった。このうち男性はたった1名だけ、あとは全て女性からの回答となった。

最も多かったのは「ボディタッチ」。肩や首・腰などを必要以上に触られたという人や「お尻を触られた」「抱きしめられた」なんて分かりやすすぎるセクハラの証言も寄せられた。また、「ホテルに行こう」なんて、イヤらしいお誘いを受けたという例も。じろじろ脚を見てくる、私用のマグカップを使われた、なんて、視線でのセクハラや間接的なモノへのセクハラもあるようだ。

「彼氏」や「結婚」「出産」といったプライベートな質問を女性にするのはセクハラに当たるので、男女ともに要注意だが、この平成のご時世でもまだ「結婚すれば?」「そんなんだから彼氏できないんだ!」「早く子ども産んだ方がいい」なんて暴言を吐く人もいるらしい。また「スリーサイズ教えて」など、逃れようのないセクハラ発言も横行しているようだ。

唯一、男性が女性から受けたというセクハラの例は「イケメンじゃないくせに」という言葉。仕事ぶりではなく顔で評価する上司、最低だ。

男と女がいる限り、セクハラを根絶することは難しいのかもしれない……。ただ、気持ちよく仕事ができる職場になるよう、みんなの努力で快適な人間関係を目指したいものだ。

調査時期: 2014年10月21日~10月22日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性129名 女性171名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート