ノエビアは10月24日、脳血流を大きく変動させるセルフマッサージ法が、高齢女性の認知機能や心理状態、QOLを向上させると発表した。

同成果は10月27日から開催される、第28回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)パリ大会にて発表される予定。

これまでの研究で、心地よいスキンケアやフェイシャルマッサージが脳血流を変動させ、脳活動に影響を与えることが報告されている。同社は今回、脳血流動態を大きく変化させるフェイシャルマッサージを開発し、そのマッサージ法が高齢女性に与える効果について検証した。

その結果、筋肉を伸ばした後にやさしくさするマッサージを実施すると、副交感神経活動が活性化し、認知課題の成績や心理状態が改善したという。

認知課題の成績が向上

認知課題後のリラックス・リフレッシュ・集中・心地よさ・満足の心理状態が改善

目が疲れる・肌の不調・冷え性などの体の症状、イライラする・意欲がわかない・くよくよするなど の心の症状が軽減

同社は「今回の成果をもとに基礎化粧品を用いたセルフマッサージ法を推奨していく」とコメントしている。