「夫との関係にストレスを抱える平凡な主婦が巨額横領事件を起こす『紙の月』」

トーキョー女子映画部はこのほど、10代~60歳以上の女性を対象に「女心がわかっていない男」をテーマにアンケート調査を実施し結果を発表した。未婚者も結婚した場合を想定して回答、未婚51.6%、既婚(または結婚歴あり)48.4%の割合で、有効回答数は223名。

夫の関心が薄くても「亭主元気で留守が良い」

同調査は、映画『紙の月』(11月15日より全国公開) にちなんで実施されたもので、ストーリーは「夫との関係などを発端に、宮沢りえ演じる平凡な主婦が銀行から多額の金を横領する」というもの。そこで今回は、「女心がわかっていない男」について調査した。

まず、「あなたは不自由のない生活を送っていますが、夫が自分に関心が薄く鈍感だった場合、どう思いますか?」と質問したところ、最も多かった回答は「"亭主元気で留守が良い"くらいが都合が良いので気にせずに自分の好きなように楽しく暮らす(42.6%)」だった。次いで「夫婦としては問題だと思うので、夫に関心を持ってもらう努力はする(29.7%)」、「不満には思うが、いつかはそうなっても仕方がないと受け止める(12.1%)」、「あまりにひどい場合は離婚を考える(12.1%)」、「浮気相手を探して、うまくはけぐちを見つける(1.3%)」と続いた。「努力する」という人は約3割というシビアな結果に。「”結婚は妥協だ”と言う声をよく聞くが、この結果を見ると納得せざるを得ない」と同調査ではコメントしている。

女心がわかっていない言動とは!?

続いて、世の女性たちは普段男性のどんな言葉や態度を、「女心がわかってない」と思うのか教えてもらったところ、「頑張って新しい下着を買っても全く気づかないので、買ったことを話したら、『そんなことにお金を使うなら貯金しろよ』と言われた」(20代後半/未婚)、「けんかをしたときに、とりあえず謝れば解決すると思い、話し合いをしようとしない」(20代後半/未婚)、「名前を呼ばなくなった」(40代前半/既婚or過去に結婚経験あり)、「『お前は仕事しないで、家事をやっているのが向いてるんだよ』と言われた。自分がそうしてほしいだけなのに」(40代後半/既婚or過去に結婚経験あり)といった経験談が寄せられた。

「男性からすればそれほど悪気は無いのかもしれない。だが、女性は何気ない言葉や態度にも意味を持たせて解釈してしまうから厄介だ。こうして日々少しずつでもストレスがたまると、最終的に予想もしない行動に追い込んでしまう可能性がある」と同調査。

そのほか、今回のアンケートでは「女子たちの実際の現実逃避エピソード」「横領するならいくら?」などについても調査。「トーキョー女子映画部」のサイトで公開している。