日本IBMは10月23日、ビッグデータ処理に特化した統合プラットフォーム「IBM PureData System」から、Netezzaテクノロジーを実装したハイ・パフォーマンス・アナリティクス基盤のラインアップ「IBM PureData System for Analytics N3001」を提供開始すると発表した。

同製品は、非対称型超並列アーキテクチャーを基盤に採用したNetezzaテクノロジーにより、容易な導入・運用、データベースの高速処理、総所有コスト(TCO)の低減を支援するアプライアンス。

同製品では、統計解析ツールの併用による予測分析、モバイルやソーシャルデータ分析等の分析の高度化に対応するため、CPUの能力を強化し、データ処理をデータベース上で行うIn-Database分析処理能力の向上が図られている。

また、ビッグデータの展開において懸念されるセキュリティにまつわる問題に対処するため、アプライアンスに搭載される全データ・ディスクに自動暗号化機能を追加した。

そのほか、より小規模な導入が可能なエントリモデル(N3001-001)と大規模マルチラックモデル(N3001-080)を追加した。

エントリモデルは汎用サーバ上でNetezzaテクノロジーを動作させるもので、28並列プロセス、データ容量16TBという最小アプライアンスモデルになる。参考価格は2400万円(税別、初年度保守料金込み)。