お笑い芸人の明石家さんまが、22日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:30)に出演し、『27時間テレビ』にまつわるタモリとのエピソードを語った。

タモリとのエピソードを語った明石家さんま

現在の『27時間テレビ』の前身となる『FNSテレビ夢列島』の第1回(1987年)でタモリと共に総合司会を務めたさんま。「言っちゃいけない話を言ってしまうか分からないけど」と前置きしながら、「実は『27時間テレビ』って1回こっきりで終わる予定だったの」と明かすと、TOKIOのメンバーは「えー!」「マジっすか!」と驚きの声を上げた。

さんまは「俺とタモリさんが(司会を)引き受けて。これで1回で終わったらオシャレやなっていうので」とオファーを受けた理由を説明。評判が良かったことから2回目の放送が決まり、引き続きさんまのもとに司会の依頼が舞い込んできたが、さんまは「あんなすごいものは1回で。2回目は絶対にそれを超えられない」と断ったという。

一方のタモリは、さんまが2回目の司会も務めると聞いていたことから快諾していたが、さんまが断ったことを直前に知って激昂。夜中、さんまの事務所に酔っ払いながら電話をし、その電話を当時事務所に泊まっていた村上ショージが受け、タモリは「裏切り者! なんでだよ!」と怒りをぶちまけた。

後日、さんまは本人に事情を説明。タモリは「いいよいいよ、何言ってるんだよ。電話? かけてないかけてない。いいよいいよ」と全く記憶にない様子だったという。その年の総合司会はタモリと笑福亭鶴瓶が務め、さんまは翌年に復活。以後は外れるが2008年、定年間近の総合演出・三宅恵介氏に口説かれて、再び総合司会を務めた。