三菱鉛筆は、教科書のような表面が塗工された紙に書いても濃くはっきり書ける新開発のシャープ替芯「ユニ ナノダイヤ 教科書対応芯」を発売する。発売日は11月14日。芯径は0.5mm(40本入り)。硬度はHB、Bの2種類。価格は税抜き200円。

「ユニ ナノダイヤ 教科書対応芯」

教科書に書いた際の濃度比較(同社調べ)

利用シーン

「ユニ ナノダイヤ 教科書対応芯」は、学習において定番の筆記シーンである「教科書への書き込み」に着目した新製品だ。学習にシャープペンシルとカラー印刷の教科書などを組み合わせて使う場合、表面が塗工されたツルツルとした用紙にシャープペンで文字を書いても薄くなってしまい、滑るような書き味になることから、教科書を使って勉強する学生らにとって不満があったという。そうした声を受け、教科書のような低摩擦の紙にも濃くはっきり文字を書くことができるようシャープ替芯が開発された。

教科書に多く使われるツルツルとした紙にはっきりと書くことを可能にするため、小さな摩擦でも摩耗しやすい芯構造を新規に設計。さらに、芯に特殊オイルを配合することで、低摩擦の紙に対しても固着性が高く、従来品よりも約60%濃く書くことができる新しい芯を実現した。加えて、ノートなどの普通紙に書くときは従来通りの濃さで書くことができるため、教科書の書き込みとノートへの筆記を両立できるということだ。