シャープは10月20日、日本標準とタブレット端末向けのデジタル教材を共同開発し、日本マイクロソフトの協力により、同教材を使用した実証研究を2014年11月下旬より佐賀県多久市の公立小学校で実施すると発表した。

同教材は「デジタル版 学力到達度診断」と「デジタル版 プリント教材」で構成されている。実証研究では、「デジタル版 学力到達度診断」でテストを実施し、各児童の学習課題を分析してから、学習の習熟度に応じた「デジタル版 プリント教材」を使用し、知識・理解の定着を図る。機器は、Windows OS搭載タブレット端末約200台を使用する。

あわせて、シャープが提供する学校向け教育支援システム「スタディシリーズ」を活用し、教員は自身が保有するPCで各児童の教材の進捗度合いや回答に至るまでの所要時間といった学習状況を詳細に把握できるので、個別に適切な指導が行える。

実証研究(デジタル版 プリント教材)の流れ

デジタル版 プリント教材の内容