Vuzix Corporationは10月20日、SAPが法人市場向けに同社のスマートグラス「Vuzix M100」を用いた2つのARアプリケーション「The SAP AR Warehouse Picker」 「The SAP AR Service Technician」をリリースしたと発表した。

VuzixはSAPのデモンストレーションソフトウェアを内蔵しているアップグレードしたM100スマートグラスの出荷を開始した。

M100スマートグラス

両アプリは、物流や現場などの保守作業に対し、ハンズフリー作業環境を提供することにより、ユーザーの作業工程をシンプルにして改善する。

「AR Warehouse Picker」は物流における作業者のためにデザインされており、ハンディースキャナー端末を使わずに、日々の業務をM100スマートグラス上で指示を受け取り、視覚化や音声認識を利用してハンズフリー作業することを可能にする。

多くの機能は、個数、場所、商品、位置やその他のスキャンが要求される作業のためのバーコードスキャンや数量を確認するための音声認識を含む。

「Service Technician application」は、現場での保守業務担当者にハンズフリーでどこでも3Dバーチャルモデルの指示書を参照できるワークスペースにアクセスでき、必要とされる操作を行うことを実現する。

アプリケーションは音声認識を特徴とし、呼び出されたエキスパート(熟練技術者)は、現場担当者がM100スマートグラスやヘッドマウントディスプレイを通して見ているものをもとに、遠隔サポートをすることができる。