ユキムは10月14日、ELAC社のスピーカーシステム「BS192 MEISTER EDITION」(以下192 ME)を11月より日本国内で発売すると発表した。希望小売価格は170,000円(税別)。

「BS192 MEISTER EDITION」

BS192 MEISTER EDITIONは、2012年11月に発売した「BS192」をブラッシュアップしたモデル。BS192は、JET V Exツイーターとφ135mmアルミ/パルプハイブリッドAS-CONウーファーを採用した2Wayバスレフ型のブックシェルフスピーカー。なお、BS192 MEは限定モデルではなく、BS192の上位モデルとして投入される。

BS192からの変更点は3つ。1番目の変更点は、ツイーターをJET V Exから上級機で採用されているJET Vに変更したこと。JETは、振動板が前後に振動するだけでなく、伸び縮みすることで音を出す同社独自のドライバー。優れた高域特性と低歪が特徴だ。JET V Exは、旧タイプのJET IIIとJET Vの中間的なモデルで、5ギャップデザインなど、一部にJET IIIの部材が使用されていた。また、192 MEでは、JET Vのリング部分に「MEISTER EDITION」のロゴが入れられている。

左が「BS192 ME」に使用されているJET Vで、右は「BS192」に使用されているJET V Ex

2番目がネットワークのグレードアップ。コイルを特性の優れた空芯タイプに変更するとともに、基板のグレードを上げ、配線材もVan Den Hul社の「SKYLINE」に変更している。

3番目がバスレフポート形状の変更。BS192よりも放射角を広くすることで、サウンドパフォーマンスを向上させ、大音量時のベンチレーションノイズを減少させている。

表面の仕上げはマットブラックからハイグロスブラックに変更。リアパネルには、シリアルナンバーとモデル名が記されたシルバープレートが配置される。また、同梱される品質証明書には、ELAC社の社長であるウォルフガング・ジョン氏のサインと日付、シリアルナンバーが記されている。

周波数特性は46Hz~50kHzで、インピーダンスは4Ω。能率は87dBで、定格入力は60Wだ。サイズはW160×D262×H290mmで、質量は6kg(1台)。