長瀬産業の100%子会社であるナガセビューティケァはこのほど、「働く女性の"ストレス"に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は8月23日~25日にインターネット上で実施。20歳代~50歳代の働く女性500人から回答を得た。

ストレスを実感している女性は約8割

働く女性の約8割がストレスを実感

「現在ストレスがある、あるいはストレスがたまっていると実感しているか」を質問したところ、8割近くがストレスを実感していることが分かった。2007年に同社が実施した同様の調査でも、同じく約8割がストレスを実感しており、多くの働く女性がストレスを抱えている状況は7年前も現在も変わらない状況だった。

ストレスの度合い、半数以上が「70%~100%」と回答

ストレスの度合いが激しい人のほうが多い

ストレスを感じている人に「現在のストレスの度合い」を質問したところ、ストレスの度合いは平均で63.5%となった。また、ストレス度「70%~100%」と答えた人が最も多かった。

仕事に関するストレスの割合が急増

「ストレスの原因」については、「仕事に関すること」が45.6%で1位、「人間関係」が23.0%で2位となった。2007年の調査結果では、「人間関係」が47.3%、「仕事に関すること」が28.4%となっており、この7年間で順位が逆転していた。さらに「ストレスの原因になりやすいこと」を質問したところ、「職場での人間関係」「将来に対する漠然とした不安」「収入が少ない」などがあがった。

約8割の働く女性がストレスによる心身への影響を実感

吹き出物、肩こりなど身体への直接的な影響も

「ストレスの影響が美容・健康・メンタル面・行動、思考に現れたことがあるか」と質問したところ、約8割が心身への影響を実感している結果となった。影響の内容としては「イライラしやすくなる」「やる気がおきない」「気分が沈む」などメンタル面への影響が上位となった。

ストレスは「寝て解消」するが、睡眠の質には不満が

「ストレスに対する対処方法」については、「睡眠・休息をたっぷりとった」が1位。「趣味・好きなことに打ち込んだ」「好きなものを食べた・お酒を飲んだ」などが上位となった。

しかし、「自分の睡眠に満足しているか」については、約半数が「不満」と感じていた。「ストレスがある人」と「ストレスがない人」で、睡眠への満足を比較してみると、「ストレスがある人」は睡眠に不満を感じている割合が高くなった。

寝ても疲れがとれない人が多い

睡眠に対し「やや不満」「不満」と回答した人に、「具体的にどのような不満があるか」を聞いたところ、「寝ても疲れが取れない」が52.6%で1位だった。そこで「睡眠について行っている対策」を聞いたところ、「とくに何もしていない」が39.6%で1位、最近では効果がないと言われている「寝だめ」が17.0%で2位となり、睡眠に不満はあっても効果的な対策をしていないことがうかがえた。