『花子とアン』醍醐役で話題となった女優・高梨臨と『MEN'S NON-NO』の人気モデル・成田凌が、CSフジテレビオリジナル連続ドラマ『FLASHBACK』にてW主演を務めることが15日、明らかになった。

『FLASHBACK』に出演する高梨臨(左)と成田凌(右)

同作品は、遺体や遺品に触れると死者の魂のイメージが脳内に浮かぶ特殊能力=フラッシュバックを持つ刑事と、AI(人工知能)開発でノーベル賞を教授に横取りされた先端科学研究所の研究員がバディを組み、巧みに猟奇殺人事件を解決。その過程で、事件の裏にひそむ「歴史の真実」を暴いていくというサスペンスエンターテイメントとなっている。全ての事件は最終的に、人類の終末を示したという「予言書」の謎につながる。

特殊能力を持つ刑事・加々美稜真を演じるのは、今回の役者デビューを皮切りに、来年以降の映画出演も多数決定している成田凌。先端研の天才研究員・轟日見子を、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督作『ライク・サムワン・イン・ラブ』で主演、カンヌデビューも果たした高梨臨が演じる。

成田は初ドラマで主演が決まったときの感想について「とにかく嬉しく、全くの素人の自分を抜擢していただいた皆さんの期待を裏切らないよう必死にしがみついていこうと思いました」と語り、「稜真が背負ってしまった宿命を、自分自身がどれだけ理解して向き合っていけるかを大切にしながら、役者人生で初めていただいた役を全力投球で演じました」と役についての思いを表した。

高梨は日見子を演じるにあたり、「現場で思いついたことなどを自由に取り入れて演じました」とコメント。考古学に興味がないのに事件に巻き込まれていく日見子に合わせ、「視聴者の皆さんも同じ目線で楽しんでいただけるのではないかと思います。世界のミステリーはもちろん、一人一人の熱意や葛藤もみてほしいです」と視聴者へのメッセージを寄せた。

東康之プロデューサーは成田の起用理由について、「日本からアジア、さらには世界に通用する新しいスターをフジテレビから発信したいと考えました。その結果、数多くの候補の中から、実際に会ったときに存在感と迫力があり、ナイーブでありながらもセクシーな雰囲気を漂わせていた成田さんを大抜擢することにしました」とコメント。高梨の起用理由については、「日本の女性の凛とした美しさ、儚さ、さらには力強さを表現できる『日本の顔』になれる方にやっていただきたいと思いました」とし、「今、もっとも自分らしく生きていてキラキラ輝いている」高梨を選んだという。

同作品は、フジテレビNEXTライブ・プレミアムで12月19日22時から放送。フジテレビNEXTsmartでも同時配信する。

『FLASHBACK』に出演する高梨臨

『FLASHBACK』に出演する成田凌