Freescale Semiconductorは10月15日、28nmマルチコア通信プロセッサ「QorIQ T1」ファミリが組み込みSoCとして、新たに発表されたAquantia AQrate 2.5Gbpsおよび5Gbps対応Ethernet PHYとの相互運用性を実証したと発表した。

同技術により、既存のカテゴリ5eツイストペア銅ケーブルを利用したままEthernet性能を劇的に向上できるため、次世代のEthernetスイッチ、アプライアンスや、WLANアクセスポイント、ワイヤレスLANコントローラ、小型セルなど、さまざまなアプリケーションにおいて、新ケーブルの導入やツイストペアリンクの大量利用といった追加コストを発生させることなく、現在の1Gbpsネットワークアップリンクを超えるデータレートを求めるネットワークトラフィックニーズの増大に対応することができるという。

「QorIQ T1」ファミリは、1~4個のコアを搭載することで、既存の同クラスのデバイスに比べて2~4倍の性能を実現し、5~8GbpsのIPフォワーディング性能を達成する。低消費電力性能にも優れており、費用対効果に優れたパッケージで提供される。また、1/2.5/5/10Gbpsのインタフェースをサポートするオプションに加え、実証されたプロトコルオフロードエンジンにより、エンタープライズ製品やワイヤレス製品で求められる暗号化された高帯域トンネルを実現する。

なお、AquantiaのAQrate PHYには、2.5G Ethernetと5G Ethernetだけでなく、IEEE準拠の10GBASE-T、1000BASE-T、100BASE-TX技術も取り入れられ、最長100mのツイストペアケーブルでデータ転送を実現する。AQrate PHYファミリは、Energy Efficient Ethernet(EEE)や1588v2、MACsecといった機能を統合しており、最大60WのPoE規格をすべてサポートするとしている。