ウィンマジック・ジャパン 石山勉氏

ウィンマジック・ジャパンは10月8日、アイ・ティ・アールの調査レポート「ITR MARKET VIEW エンドポイント・セキュリティ市場2014」の「ディスク暗号化市場」において同社のディスク暗号化ソフトウェア「SecureDoc」がトップシェアを獲得したと発表した。

同レポートは国内エンドポイント・マルウェア対策市場」と「国内データ保護市場」に分類されているが、SecureDocは、「国内データ保護市場」のカテゴリに属する「ディスク暗号化市場」において、2012年度(シェア34.5%)と 2013年度(シェア43.8%)でいずれもトップシェアを獲得し、さらに 2014 年度のシェア予測値を51.1%と見込んでいるという。

カントリーマネージャーの石山勉氏は、「SecureDocの特徴は認証と鍵管理」と語った。

ハードディスクをまるごと暗号化するSecureDocは、OSが起動する前にハードディスク自体の認証を行う機能「PBConnex」を備えているが、それをネットワーク上で行うため、安全性が2重に担保される。

石山氏は「1台のPCを複数のユーザーで利用する場合、安全性に加え管理性も高まる」と語った。「ユーザーの認証情報はサーバ上で修正すればよいため、ユーザーの管理に要する手間が省ける」

鍵管理はGUIで一括管理できる、外出先でPCを紛失した場合もサーバで無効化することで対処可能だ。石山氏は今後、医療業界にフォーカスして、SecureDocの販売を行っていくと語った。

WinMagic COO マーク・ヒックマン氏

WinMagic COOのマーク・ヒックマン氏は「情報漏洩を起こした企業は信頼性が下がり、株価の下落といった被害を受ける。こうした事態を防ぐには、データ暗号化が重要」としたうえで、SecureDocの強みについて説明を行った。

ヒックマン氏が挙げたSecureDocの強みとは、「PBConnex」「一元管理」「SED」「パートナーシップ」の4点だ。

PBConnexは石山氏もSecureDocの特徴として挙げていたが、ヒックマン氏はPBConnexがマイクロソフトのActive Directoryと連携可能であることを付け加えた。

一元管理については、異種のプラットフォームとOSを単一のGUIで管理できることが紹介された。

SED(Self Encrypting Drive:自己暗号化ディスク)とは、暗号化機能を搭載したハードディスクのことをいう。SecureDoc Enterprise ServerはSEDの管理に対応しており、SEDの容易な導入展開と管理を実現する。「SEDはセキュリティ対策にまつわるコスト削減に貢献する。SecureDocでSEDをサポートできるのは、われわれがハードディスクメーカーとパートナーシップを結んでいるから」とヒックマン氏。

パートナーシップの例としては、PCを生産しているヒューレット・パッカードとレノボが挙げられた。年間約3,000万台のヒューレット・パッカードのPCが「SecureDoc for HP」をバンドルした形で出荷されており、それらのPCではセキュリティポリシーやユーザー別プロファイルを一元管理できるという。レノボのPCを対象としたソフトとしては「SecureDoc for Lenovo」があるが、こちらは別売となっており、ウィンマジックとレノボで共同開発を行っているという。