NECは10月8日、住友生命のグループ8社の共通IT基盤として、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」を提供すると発表した。

同サービス上で、NECが金融機関に必要なセキュア機能(メール蓄積、添付ファイル付きメールの外部発信時の上司承認など)を付加したグループウェア機能とインターネット接続機能(URLフィルタリング、ウイルスチェック含む)を、また、スミセイ情報システムが端末セキュリティ機能(端末認証、ウイルスチェックなど9を開発し、スミセイ情報システムがこれらの機能をグループ企業向けにプライベート環境のサービスとして提供する。

これにより、住友生命はグループ8社約3,000名のIT環境を共通化し、セキュリティ対策の強化や均質化、システム運用の効率化を実現すると共に、サービスを利用するグループ会社の増加などに応じた柔軟なシステム拡張を実現する。

なお、同サービスを提供する「NEC神奈川データセンター」は、金融機関向けの「FISC安全対策基準」に準拠し、「SOC2保証報告書」を取得するなど、セキュリティと内部統制に対応している。