鴨川シーワールドは10月8日、日本一の長期飼育記録を持つ、バンドウイルカ「スリム」が死亡したと発表した。

「スリム」は、9月上旬から食欲が低下し、行動が緩慢になるなど体調不良と思われる症状が見受けられ、治療を受けていたが、10月8日0時53分に死亡が確認された。死亡時点で推定48歳で、原因については現在調査中とのこと。

「スリム」は鴨川シーワールドがオープンした翌年の1971年11月に搬入されて以降、イルカパフォーマンスで長年活躍し、パフォーマンス引退後は8頭の子供を出産。2003年には日本で初めて人工授精による出産に成功したことで注目を集めた。また、1万5665日という長期飼育の日本記録を持ち、鴨川シーワールドの名物イルカとして長く愛されてきた。

バンドウイルカの「スリム」