マカフィーは10月7日、2014年版「インターネット検索で最もリスクの高い有名人(McAfee Most Dangerous Celebrities)」の結果を発表した。今年は、米国の人気深夜番組「ジミー・キンメル・ライブ」で司会を務めるコメディアンのジミー・キンメルが、昨年第1位のリリー・コリンズに代わってトップを獲得した。

同調査は今回で8年目を迎えるが、今年は、コメディアンとミュージシャンのインターネット検索がセキュリティの視点から最もリスクが高いことが明らかになった。

上位10人には、男性カントリーミュージック歌手のブレイク・シェルトン(第6位)、女性歌手のブリトニー・スピアーズ(昨年と同じ第7位)、ミュージシャンのブルース・スプリングスティーン(第5位)やジョン・ボン・ジョヴィ(第8位)、司会者や女優として活躍するチェルシー・ハンドラー(第9位)がランクインしている。

014年版「インターネット検索で最もリスクの高い有名人」トップ10

順位 有名人 割合
1 ジミー・キンメル(司会者、コメディアン) 19.38%
2 アーミン・ヴァン・ブーレン(ミュージシャン) 19.33%
3 シアラ(ミュージシャン) 19.31%
4 フロー・ライダー(ミュージシャン) 18.89%
5 ブルース・スプリングスティーン(ミュージシャン) 18.82%
6 ブレイク・シェルトン(ミュージシャン) 18.47%
7 ブリトニー・スピアーズ(ミュージシャン) 18.19%
8 ジョン・ボン・ジョヴィ(ミュージシャン) 17.64%
9 チェルシー・ハンドラー(司会者、コメディアン、女優) 17.22%
10 クリスティーナ・アギレラ(ミュージシャン) 16.67%

同社の調査によると、ジミー・キンメルの最新の写真やダウンロード可能なコンテンツを検索すると、19%以上の確率で、スパイウェア、アドウェア、スパム、フィッシング、ウイルス、その他のマルウェアなど、オンライン上の脅威が潜むWebサイトにたどり着くことが判明した。

米マカフィーのチーフ コンシューマ セキュリティ エヴァンジェリスト、ギャリー・デイビス氏は「ほとんどの消費者は、有名人やエンターテインメントニュース、画像、動画をオンラインで検索する際に存在するセキュリティリスクにまったく気付かず、簡単に安全を犠牲にしている。サイバー犯罪者は、有名人に関する速報ニュースへの消費者の興味に付け込んで、こうしたオンラインでの行動を悪用し、脅威の潜んだサイトに誘導する。そして、コンピューターやデバイスに侵入して、個人データを盗む」と、注意を促している。