東京商工リサーチは2日、全国社長の年齢調査結果を発表した。同調査は東京商工リサーチの企業データベース265万社(2014年9月時点)から代表者の年齢データを抽出し、分析したもの。

社長は年々高齢化

「2014年の全国社長の平均年齢」は「60.6歳」。社長の平均年齢は2009年の「59.5歳」から年々高齢化が進んでいる。

社長の平均年齢推移

「2014年の社長の年齢分布」は、「60代」の構成比が35.0%で最多に。「70台以上の高齢社長」は22.5%で2009年以来過去最多の5人に1人の割合となる。

一方、「30代以下の社長」は年々比率が低下し、4.0%に。若い経営者の創業や社長交代の停滞ぶりを示している。

2014年の社長の年齢分布

社長の平均年齢が低いのは西日本

都道府県別に社長の年齢分布を見ると、社長の平均年齢が最も高かったのは「岩手県」(62.4歳)、次いで、「高知県」「秋田県」「長野県」「新潟県」「島根県」と続く。

一方、平均年齢が低かったのは「沖縄県」(59.1歳)。以下、「滋賀県」「大阪府」「広島県」「愛知県」の順で西日本が目立った。70歳以上では、「東京都」が4社に1社を占める25.77%で、社長の高齢化が際立つ結果となった。

都道府県別 社長の平均年齢