女優の前田敦子、女優のイ・ウンウ、廣木隆一監督が5日、韓国・釜山で開催中の第19回釜山国際映画祭(10月2日~11日)に出席し、映画『さよなら歌舞伎町』(2015年1月24日公開)の舞台あいさつを行った。

第19回釜山国際映画祭に出席した前田敦子

同映画祭の「アジア映画の窓」部門に出品された本作は、新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、迷える大人たちの人間模様が交錯する物語。一流ホテルマンと周囲に偽るラブホテルの店長・徹を染谷将太が、その徹と同棲中の交際相手でミュージシャンを目指す沙耶を前田敦子が演じる。『100回泣くこと』(2013年)などで知られる廣木隆一監督がメガホンをとり、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲ、イ・ウンウといった俳優陣が脇を固める。

『もらとりあむタマ子』で昨年の同映画祭にも出席していた前田は、登壇すると「アニョハセヨ」と韓国語であいさつ。「去年参加した釜山国際映画祭に、今年も来られて嬉しいです。去年上映した映画と全く違う内容なのでそこを是非味わっていって欲しいです。楽しんでいってください」と喜びを伝え、「廣木監督とはずっと前から一緒に仕事をしたいと思っていました。内容云々の前に、『廣木さんとお仕事をしたい!』という私の強い願望でやらせていただきました」と出演オファーを受けた時の心境を語った。

また、「『もらとりあむタマ子』はグループ卒業後一作目で駆け出しの状態でしたが、そこからぺースをつかめたんじゃないかなという思いがすごくありました。そして『Seventh Code セブンス・コード』で黒沢監督、『さよなら歌舞伎町』で廣木監督と仕事をさせていただいて、自分のやりたい道をそういう監督さんたちと出会って、歩けている感じがするので感謝しています。今、満足しております」と2012年8月にAKB48を卒業してからの歩みを振り返り、「可能ならまた来年も来たいと思います」と決意を新たにしていた。