日立マクセルは10月6日、「iVBLUE(アイヴィブルー)」シリーズのブルーレイディスクレコーダー「BIV-TW1000」「BIV-WS1000」を発表した。発売は10月15日。価格はオープンで、推定市場価格は、BIV-TW1000が90,000円弱で、BIV-WS1000が70,000円弱(いずれも税別)。

左が「BIV-TW1000」で右が「BIV-WS1000」

「アイヴィブルー」シリーズは「iV(アイヴィ)」用のスロットを装備したBDレコーダー。iVはコンテンツ保護技術「SAFIA」に対応したiVDR規格のカセットハードディスク。他の機器に持っていってもそのまま再生できるのが特徴で、機器を買い替えた場合でも、それまで録画したコンテンツをそのまま利用できる。

カセットハードディスク「iV」

トリプルチューナーとダブルiVスロットで、録画と保管の自由度がアップ

BIV-TW1000はトリプルチューナーモデルでiV用のスロットを2基、BIV-WS1000はダブルチューナーモデルでiV用のスロットを1基装備している。内蔵HDDはいずれも1TB。内蔵HDDとiV、BDの3つのメディアにダイレクトに録画することが可能だ。

HDD、BD、iVDRの3種類の録画先を選ぶことができる

録画モードは、標準から12倍の圧縮モードまでを用意。BIV-TW1000では3本、BIV-WS1000では2本の録画番組のいずれも圧縮モードを使用できる。また、「スカパー!プレミアムサービスLink」にも対応しており、チューナーを接続した場合、BIV-TW1000では最大4番組、BIV-WS1000では最大3番組の同時録画が可能になる。

従来機ではiVにダビングできるのは内蔵HDDに録画したコンテンツのみだったが、新モデルではBDに録画したコンテンツのダビングにも対応。BIV-TW1000ではiV同士でのダビングも可能だ。

旧モデルユーザーの要望に応えて新機能を追加

新モデルでは、従来機種のユーザーから寄せられた要望を元に、多くの機能が追加されている。まずは、DLNAへの対応だ。録画したコンテンツを、スマートフォンなどのDLNAに対応した危機から視聴することができる。DLNAはサーバー機能だけでなく、プレーヤー機能、ムーブIN機能、ムーブOUT機能にも対応。DLNAダビングに対応した録画テレビのコンテンツを「アイヴィブルー」シリーズにダビングしたり、「アイヴィブルー」シリーズに録画したコンテンツを携帯デバイスにダビングしたりすることも可能だ。なお、BIV-TW1000は、Wi-Fiに標準対応しており、DLNAの視聴・ダビング環境を手軽に構築することができる。

ネットワークを含めたさまざまなダビングに対応

新たに、出演者やキーワードでのお好み録画機能を搭載。さらに、オートチャプター機能とチャプター自動再生機能、ブルーレイディスク再生時の4Kアップコンバート出力機能も搭載した(4K出力機能はBIV-TW1000のみ)。

キーワードや人名から自動録画が可能

「BIV-TW1000」はブルーレイディスクの4K出力に対応

本体サイズは、BIV-TW1000がW430×D277.7×H55.9mmで、BIV-WS1000がW430×D271.2×F55.9mm。質量はいずれも約3kgだ。