A.T.brides(エイティブライズ)はこのほど、女性向けアプリ・サイト『ラルーン~女性の悩みケア~』の女性会員を対象に実施した、「働く女性の理想と現実」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は9月に行われ、有効回答者数は4,172名。

女性のおよそ半数が結婚後も「正社員」希望

「働く女性の結婚後の理想」

「働く女性の結婚後の理想は?」と質問したところ、最も多かった回答は「正社員(49.1%)」だった。次いで「パート・アルバイト(35.1%)」、「専業主婦(10.2%)」、「契約・派遣(4.3 %)」と続き、半数の女性が正社員のまま仕事を続けたいと考えていることがわかった。

正社員でいたい理由を聞いたところ、 「しっかり責任を持って働くことで自分自身のスキルアップや成長につながる」(20代前半)、 「安定した収入があったほうが安心だから」(20代前半)、「趣味にお金がかかるから、自分が稼いだお金で使いたい」(30代前半)など、キャリアアップや収入面を理由に挙げる人が多く見られた。

一方、正社員以外の就業スタイルを選んだ女性からは、「家事とフルタイムの仕事の両立が不安」(20代後半/パート・アルバイト希望) 「専業主婦で旦那さんをサポートしたい♪」(20代後半/専業主婦希望)といった意見が多く寄せられたほか、「働くのが疲れた」(30代前半)という人もいた。

実際に結婚後も正社員でいる女性は約6割

「実際の結婚後の就業スタイル(子どもなしの場合)」

結婚後も正社員を希望する女性が多くいることが判明したが、では、実際はどれくらいの人が「正社員」でいるのだろうか。子どものいない既婚女性を対象に、現在の就業スタイルについて教えてもらったところ、「正社員」でいる女性は61.9%という結果となった。

正社員でいる理由についても、結婚前の女性と同意見だったが、「結婚前は残業が多く大変だったので、結婚後転職し、残業なしのところに就職しなおしました」(30代前半)、「遠距離恋愛だったので、旦那の勤務地に転職しました」(20代後半)と、結婚に伴い働きやすい職場に転職したという人もいた。

出産後の就業スタイルは?

「出産後の就業スタイルについて」

次に、子どものいる既婚女性を対象に、出産後の就業スタイルについて調査したところ、最も多かったのはやはり「正社員(42.4%)」だった。しかしながら、子どものいない場合に比べて「パート・アルバイト(23.6%)」や「専業主婦(26.9%)」の割合が増えていることが明らかとなった。

出産を機に就業スタイルを変更した女性の理由としては、「子供が病気のとき休みを取りやすいように」(20代後半/パート・アルバイト)、 「子供と過ごす時間を作りたいので」(30代後半/専業主婦)と、家庭を大切にしたいという声が圧倒的だった。また、「社内恋愛で一緒には働けない会社なので辞めた」(20代後半/専業主婦)、 「仕事がサービス業で、土日祝日は休めないのと、残業が多い」(20代後半/専業主婦)と、続けたかったが、続けられなかったという人も見られた。

また、出産後も「正社員」を選択した女性からは、「正社員」でいることができた理由として、「資格が必要な職種で、子育てに理解のある職場だったので就業スタイルを変える必要がなかった」(30代前半)、 「子供が大きくなってきたので時間短めの正社員に戻してもらいました」(30代前半)といった会社の制度が充実していたり、 「二人で協力して家事を行うことができる相手だった」(20代後半)、「子供をお姑さんに預かってもらいながら仕事を続けている」(20代後半)など、パートナーや家族の理解があるというケースも見られた。