ケアボット、高齢者向け服薬支援装置「服薬支援ロボ」を発表

 

セントケア・ホールディング(セントケア)とクラリオンが設立した、介護ロボットの企画・販売を手がけるケアボットは10月2日、セントケアとクラリオンが共同で開発した高齢者向けの服薬支援装置「服薬支援ロボ」を2015年2月から調剤薬局と介護施設向けに発売すると発表した。

近年、高齢者が1回に服用する薬の種類や量が増える傾向にあり、複数の医療機関から重複して処方された薬が残ってしまうなど、服薬管理が課題となっている。また、ケアボットが実施したアンケートによると、在宅介護を行っている介護者の4割が服薬介助に負担を感じているという。

同製品はケアボットの取り扱い第一弾となる製品で、高齢者や要介護者の薬の過剰摂取や飲み忘れ、飲み間違い防止することで飲み忘れ防止だけでなく服薬管理・服薬介助を手助けする装置。幅270×奥行329×高さ314mmのボックス型で、装置内部に1回分のピルケースを専用カセットに1週間分収納することができる。設定した時間になると音声案内と画面表示で服薬が告知される仕組みで、服用時間の設定は朝、昼、夜、寝る前など最大4パターン用意されている。利用者の服薬履歴を記憶し必要に応じて表示することができる服薬メモリー機能も備え、履歴を外部へ出力することも可能だ。

「服薬支援ロボ」

ピルケースの取り出し口

薬の取り出し履歴画面

クラリオン技術開発本部の香川佳和 主管技師長は「似たような製品は過去にもあったが、あくまで患者の飲み忘れ防止を主な目的としていた。これに加え、調剤薬局の薬剤師や介護者向けに服用履歴を残すことで服用管理ツールとしての機能も持つ点は他の製品との大きな違い」であるとし、将来的には家族や薬剤師が患者の服用状況をパソコンやスマホで参照できるシステムの検討も行っているという。

ケアボットから薬局へ販売し、調剤薬局から患者へレンタルするかたちの販売モデルになるといい、販売価格は12万円で発売後1年間で3000台の販売を予定している。ケアボットの本谷春洋 代表取締役社長は「現在は居宅療養管理指導および在宅患者訪問薬剤管理指導の患者約70万人をターゲットとしている」と語り、これに加えて調剤薬局の利用者120万人と高血圧や糖尿病などの慢性期医療を受ける1890万人の患者を潜在客として見込んでいるとのこと。

ケアボットの本谷春洋 代表取締役社長

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