トレンドマイクロは10月1日、国際刑事警察機構(インターポール)と3年間にわたる協定を結び、同組織と190の加盟国・地域が、世界規模でサイバー犯罪を削減するために必要な新しい知識、リソースおよび戦略を獲得できるよう支援していくと発表した。

トレンドマイクロは、今後3年間にわたり、Trend Micro Threat Intelligence Serviceを通じ、インターポールに対し脅威情報分析を提供。この新しい取り組みにおいて、サイバー犯罪を調査、および抑止し、最終的にはサイバー犯罪の発生を防止することを目指し、公的機関と民間企業における情報共有のギャップを埋める上でも重要な役割を果たすことが期待されている。

また、今後ますます多くの調査実施を余儀なくされる加盟国・地域に対し、サイバー犯罪調査における技術改善と能力向上を目的とするトレーニングプログラムを提供。その準備のために、同社のセキュリティリサーチャーが、シンガポールに新たに設立されたサイバー攻撃の国際研究センターであるINTERPOL Global Complex for Innovation(以下、IGCI)に常駐を開始した。

さらに、インターポールは、ポータルサイトやエンドポイントを保護するOfficeScan(コーポレートエディション)、InterScan Web SecurityおよびPortalProtect、セキュアなコミュニケーションを提供するScanMail SuiteやInterScan Messaging Security、Webベースのアプリケーションを保護するDeep Securityなどの同社製品をIGCI内で活用していく。