MMD研究所は10月1日、「オンライン英会話に関する利用実態調査」の結果を発表した。同調査は、「DMM英会話」「レアジョブ英会話」「産経オンライン英会話」「QQイングリッシュ」「ラングリッチオンライン英会話」を利用している20代~50代の男女500人を対象に2014年9月12日~9月18日に実施された。

93.8%が過去に英語学習の経験有り、継続率はわずか5.8%

調査によると、オンライン英会話を利用しようと思った理由は「オンライン英会話という新しいサービスが気になったから」が70.8%と最も多く、次いで「通う必要がないから」が55.8%、「価格が安いから」が51.4%だった。

過去の英語学習の経験については、全体の93.8%が何らかの英語学習を行っていたが、そのうち「現在も継続している」と回答したのはわずか5.8%で、断念した理由として最も多かった回答は「通うのが面倒になったから」(46.1%)だという。

オンライン英会話を利用しようと思った理由(N=500)

過去の英語学習の経験(N=500)

過去の英語学習を断念した理由(n=469)

申し込み時に最も重要視したのは「料金の安さ」

現在利用しているサービスを申し込む際に重視した点を聞いたところ「料金の安さ(58.4%)」が最も多く、次いで「講師の質(47.2%)」「予約のしやすさ(45.4%)」と続いた。

サービス申し込み時に重視した項目(N=500)

現在利用中のオンライン英会話の満足度について、5段階評価(とても満足、やや満足、どちらでもない、やや不満、とても不満)で料金の安さ、講師の教え方、予約のしやすさなど計9項目について聞いたところ、「とても満足」と「やや満足」を合わせた数値で最も重要視した項目である「料金の安さ」で、満足度が最も高かったのはDMM英会話だった。

サービス別に満足度を見ると、DMM英会話では「料金の安さ」のほか、「予約のしやすさ」と「サポート対応」の満足度が高く、レアジョブ英会話では、「教材の内容」と「講師の人数」、産経オンライン英会話では、「受講時間の長さ」、QQイングリッシュでは、「講師の教え方」と「Skype音声の質」、ラングリッチでは「ブランドイメージ」の満足度が高かった。

各サービスの満足度比較

利用者の96.0%が今後も継続したい

今後もオンライン英会話を継続して利用したいかという質問では、4.0%の人が「継続して利用する予定はない」と回答。オンライン英会話利用者の96.0%の人が今後も継続意向があることが分かった。

オンライン英会話の継続意向(N=500)

なお、CSVデータを含む同調査のレポートは12万9800円(税別)で販売している。