NECは10月1日、卓越した知見・専門能力と業務経験を通じて極めて高い業績を発揮し、顧客や関連業界から個人として高い評価を得ている人材を、役員級のプロフェッショナルである「NECフェロー」として登用する制度を新設したと発表した。

同制度の導入により、顧客や関連する業界、団体、学会などとの連携を一層強化するとともに、自社内にNECフェローへの道筋を示し、これに続くプロフェッショナルの育成を図ることで、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する社会ソリューション事業を加速する。

同社は、NECフェローに対し、自らの高い専門性や社外とのネットワーキングにより、社会・顧客に対する従来にない製品・サービスの提供や、新たな事業・市場の創造に向けて社内外の関係者をリードする役割を期待している。

同日付で、初のNECフェローとして、現SI・サービス&エンジニアリング統括ユニット理事の東健二氏が就任した。

東氏は、オープンミッションクリティカルシステム(OMCS)領域におけるチーフシステムズアーキテクトとして、世界の大手IT企業と連携し、高い信頼性・可用性・性能が求められる多数の大規模な社会インフラ系システムや企業基幹システムのプラットフォーム構築をリードしてきた。