三井製糖は、このほど長崎大学文教キャンパスで開催された「第69回日本体力医学会大会」で行われたランチョンセミナー「メタボリックシンドローム危険因子および糖尿病性腎症進展に及ぼす運動とパラチノース含有食併用の影響」に協賛した。同セミナーでは、東京慈恵会医科大学 臨床検査医学 鈴木政登先生が同社が、販売する糖類「パラチノース」について講演した。

パラチノース摂取と運動療法を併用している群(紫色のバー)は、試験期間中に最も体脂肪率が減少していることがわかる

パラチノースは砂糖と同じ1gあたり4kcalだが、小腸での吸収速度が砂糖に比べて5分の1のため、摂取後の血糖値の上昇が緩やかになるという特徴がある。同社は、糖質の小腸での消化吸収速度がゆっくりな状態「スローカロリー」という概念を積極的に提唱している。同セミナーでは、運動とパラチノースに関するラットを用いた研究が鈴木先生より報告された。

同研究では、「肥満・糖尿病モデルラット」(OLETF)と、正常なラット(LETO)を用いた。「肥満・糖尿病モデルラット」はそれぞれ、「安静を維持する群」「パラチノース摂取群」「運動療法群」「パラチノース摂取と運動療法の併用群」に分けられた。そして正常なラット群も含めて5週間にわたり、体重や血圧、糖などのメタボリックシンドロームの危険因子やアルブミン排泄量などの腎症進展指標を調べた。

その結果、「パラチノース摂取群」で有意なインスリン抵抗性の改善や体脂肪率の減少などが見られたが、「パラチノース摂取と運動療法の併用群」では、その効果がより顕著に見られたという。

この研究結果を踏まえ、鈴木先生は「運動療法とパラチノース摂取の組み合わせにより、メタボリックシンドローム危険因子の顕著な改善が見られ、糖尿病性腎症の進展も抑制されました。糖尿病の療法において、単なる摂取エネルギー制限ではなく、運動療法とともに食事療法にパラチノースを取り入れることが望ましいと思います」と話した。