日立製作所(日立)はこのたび、内閣官房のデータカタログサイト「DATA.GO.JP(データジーオージェーピー)」を構築し、10月1日より本格的に稼働開始した。

「DATA.GO.JP」は、行政機関が保有するデータを公開するWebポータルサイトで、日立のデータセンター内にあるクラウド基盤上で構築・運用する。

「DATA GO.JP」イメージ

従来、行政機関が公開するデータは、各行政機関のWebサイトに掲載されている情報を個別に検索する必要があったが、DATA.GO.JPにより、予算や決算、調達情報、各種統計情報、防災・減災情報など、各行政機関が保有する1万件以上のデータを、一つのWebサイトから一括して検索することが可能となる。

本格稼働の開始により、試行版から機能が強化された。具体的には、データ検索ページの検索メニューや検索結果の英語表示機能の追加、各種データ詳細の英語表示数の拡大、トップページへの検索窓配置、複数の検索キーワードの設定が可能な集合検索機能の追加などによって、利便性の向上が図られている。

同社は、2013年1月に経済産業省が公開したオープンデータカタログサイト「Open DATA METI(β版)」の構築・運用も実施。2014年7月に受注した「DATA.GO.JP」の構築・運用業務では、公共機関におけるオープンデータの推進において、計画策定から運用まで全面的に支援する「オープンデータソリューション」を活用したという。