ANAホールディングスが100%出資するLCCの「バニラエア」(所在地:千葉県成田市)は、4機目となる新造機(A320)にレジャー・リゾート路線のLCCにふさわしい、明るくポップな雰囲気の内装にモデルチェンジし、10月1日より運航を開始した。

バニラエアの世界観を演出した新内装

シート自体もスリム・軽量化

乗客がよりリラックスできるよう、シートやカーペットに豊かな海をイメージさせる深いブルーをデザイン。シートはイタリア製の本革を使用し、背面ポケットのネットのデザインは角を丸くしてソフトな印象にしている。また、シート全体をスリム・軽量化することで、1列目のリラックスシートは1号機に比べて約23cm広くなるなど、快適さを高めている。

壁や棚には太陽を連想させる明るいバニライエローをベースに、旅のワクワク感を演出するポップなバニラフラワーを添えている。また、手荷物を入れる棚の下に位置するシートローサイン(シート番号が書かれている部分)にもイエローを用い、後方から明るい光が差し込んでくるようなデザインにしている。

シートは海をイメージしたらカラーリング

カーペットにはブルーのバニラフラワーを

壁にはイエローに華やかなシロのバニラフラワー

さらに、搭乗・降機時にはリゾート感あふれるバニラエアのオリジナルミュージックが流れ、レジャー・リゾート旅への高揚感を盛り上げてくれる。同社では11月2日より東京(成田)-香港線、2015年2月1日より東京(成田)-高雄線を就航。路線ネットワーク拡大にともない、今度、同仕様の新造機2機を順次導入していく。