エン・ジャパンは29日、「求人情報」に関するアンケート調査結果を発表した。同調査は7月24日~8月27日の期間、同社サイトの利用者1,893名を対象に実施された。

「以前より厳しくなっている」人は減少

「最近の求人状況をどのように感じているか」という問いに対し、23%が「以前より良くなっている」という回答。2011年の10%から4年連続で右肩上がりの推移となっている。一方、「以前より厳しくなっている」と回答した人は24%であった。具体的な理由としては、「応募条件が以前より細かくなった」「選考に進みにくくなった」などがあげられている。

「最近の求人状況をどのように感じているか」

続いて、「求人状況が以前より良くなっている」と回答した人に対して「良くなったと感じるのは特にどのようなところか」を質問。「仕事の情報件数が増えている」(79%)が第1位、「時給や給与が上がっている」(41%)が第2位という結果になった。特に「時給や給与が上がっている」の伸びが顕著で、過去4年で回答者率が21%上昇している。

「良くなったと感じるのは特にどのようなところか」

「仕事の情報件数が増えている」と回答した理由としては、「未経験歓迎や主婦歓迎などの求人が増えた気がします」(29歳、女性)、「派遣会社からくる連絡数が多くなった」(34歳、女性)、「登録している派遣会社からの紹介メールや、求人サイトを見ていると実際件数の増加を感じるのでそう実感しました」(39歳、女性)といった声が寄せられている。

「時給や給与が上がっている」と回答した人は、「派遣では何年も前に単発で働いたきりでしたが、最近の時給の良さに驚きました」(26歳、女性)、「同じ条件で検索しても、以前よりたくさんヒットし、時給が上がっているように感じる」(33歳、女性)、「最低賃金が多かった官公庁でも1000円をこす時給になってきた。簡単なデータ入力でも時給が1200円以上で求められるスキルも低くなっているような気がする」(51歳、女性)などの理由をあげている。