米国製エリートは本当にすごいのか?(著/佐々木 紀彦)

KADOKAWA 中経出版ブランドカンパニーは、米国の名門大学で学ぶエリートの実像に迫る「米国製エリートは本当にすごいのか?」を刊行した。

同書は、現NewsPicks編集長の佐々木 紀彦(ささき のりひこ)氏が、スタンフォード大学での留学生活を通して見た「エリートたちの真実」について書いている。

佐々木氏は、スタンフォードでの留学生活について、「なんと私は馬鹿なのか、と思い知らされる日々でした」と回顧している。同氏だけではなく、留学経験のある日本人の多くは、なぜ米国人学生に勝てないのか、一度は考えたことがあるはずであるという。

多くは「英語ができないから」という結論に至るが、英語に慣れてきたあともなかなか米国人学生には追いつくことができない。専門知識をもっと極めればいいのでは、と専門知識を詰め込んでも、成績は上がるが、どうしても差は縮まらない。その理由は何なのかを、「米国の一流大学は本当にすごいのか?」「世界から集うエリートの生態」など、6章にわたって分析している。

同書は296ページ。価格は650円(税別)。