9月27日11時53分頃、長野と岐阜の県境にある御嶽山で7年ぶりに噴火が発生した。28日現在、夜明けを待って警察や消防、自衛隊ら合わせて約550人の態勢で山頂に向かうなどし、救助活動が再開されているという。

9月27日12時36分に気象庁地震火山部が発表した噴火警報・予報(気象庁ホームページより)

550人体制で救助再開

警察や消防によると、意識不明・重軽傷者が数十人いるほか、倒れている人がいるという通報が複数寄せられているいう。気象庁は噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引上げるとともに、今後も居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予想し、山頂火口から4km程度の範囲では、噴火に伴う大きな噴石の飛散や発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるなど、警戒を呼びかけている。

なお、現在、火口周辺で入山規制などの警戒を呼び掛けている市町村は、長野県(王滝村、木曽町)、岐阜県(高山市、下呂市)となっている。