俳優の石田純一が、27日に放送されたTBS系トーク番組『サワコの朝』(毎週土曜7:30~8:00)に出演し、"不倫は文化"がきっかけでどん底を味わった当時を振り返った。

どん底時代を振り返った石田純一

トレンディ俳優として一世を風靡した石田。マスコミから不倫交際を非難されたことで、順風満帆の人生が暗転する。自身の発言がもとで「不倫は文化」というフレーズが連日報じられ、仕事は激減。収入もゼロになり、引っ越し費用を工面できなくなるほど、生活は困窮した。石田の発言を要約した、この「不倫は文化」というフレーズ。「あれは新聞のタイトル」と説明する石田に、司会の阿川佐和子が「趣旨は間違ってないのね?」と聞くと「趣旨は合ってますね(笑)」とあっさり。「あのタイトルは見事だと思う」と称賛した。

その当時、「物事にはいろいろな見方がある」ということを「信じようと思った」という石田。「みんな、石田純一の女性関係とか興味があるわけじゃない。すごくバッシングされたりすると、叩かれている主役みたいに思うけれども、実はそんなことなくて」と客観視し、「過剰に反応しない」という結論に。当時置かれた状況は「自分にとっては、何か意味があるに違いない」と解釈していたという。

また、それだけのことを味わってもマスコミを恨まない理由について、「やっぱり、バカなんじゃないですかね」と笑顔。「苦しかったこととか、こんちきしょうと思ったことは忘れちゃうというか。そんなこと思ってても貧しいじゃないですか」と語り、「みんなもそれで食ってるわけだし。という前提ですよね」と達観している。そんな石田のマスコミ対応の心得は「記者会見はごまかせない」。「あそこでごまかそうとすると、徹底的にもっとやられますから」という経験から、「幕末の志士」のように覚悟を決めて臨むことが大事なのだという。