Squareは25日、全国のクレジットカード保有者を対象に実施した「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014」の結果を発表した。それによると、クレジットカード決済に対応していない店舗は、1カ月に1回以上クレジットカードを使う潜在顧客のうち21%の来店機会を失っていることがわかった。

カード非対応店舗の機会損失

同調査は、2014年8月27日~28日の期間にインターネット上で行われ、2,566人から有効回答を得た。

1カ月に1回以上クレジットカードを使う成人は全体の87.1%。このうち18%が事前に店舗のクレジットカード対応の有無を確認し、使えない場合はクレジットカードの使える別の店舗を選んだ経験があった。さらに、3%はカードが使えないと知らずに店舗に入ったものの、その後は二度と行かなくなったか、行く回数が減ると答えた。

1カ月に1回以上カードを利用する人のうち、74%がカードが使えるかどうかを店舗選びの基準にすると回答。年代別に見ると、20代が80.5%で最も高く、次いで、50代が77.2%、40代が72.6%と続いた。

クレジットカードで支払う人の割合を業種別に見た場合、アパレル(衣服・靴)は66.4%、旅館・ホテルは56.5%、レストランは55.7%。このうちレストランでは、10人に1人の男性が会計時にカードが使えず困った経験があり、そのような人の20%は二度とその店舗に行かないと回答した。