アプリックスIPホールディングスは9月26日、同社のBeacon「MyBeacon Pro 防水防塵型 MB004 HDc」が高知県南国市内の津波避難タワーで行われる実証実験に採用されたと発表した。災害避難時を想定した安否確認で同社のBeaconが活用される。

津波避難タワーの実証実験に採用された「MyBeacon Pro 防水防塵型 MB004 HDc」

実証実験は、スマートフォンの専用アプリに名前や住所などの情報をあらかじめ登録しておくと、災害で避難した際、避難所に設置されたアプリックスのBeaconが避難者がタワーへの避難をしたかを検知。自動的にアプリが起動して自治体や家族などに安否情報が送られるというもの。

実証実験で使われた安否確認アプリ

Beaconの活用により、避難者の名前や住所だけでなく、位置情報から高知県内に14カ所ある避難タワーのうち、避難しているタワーの名称などをアプリに表示。送信ボタンを押すだけで、安否情報を送信できるという。

なお本実証実験は、高知工業高等専門学校・電気情報工学科(今井研究室)の研究グループが実施する。今回採用されたアプリックスのBeaconは、JISおよび国際規格で定められた耐塵形の保護等級とあらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない防噴流形の保護等級IP65規格に適合している点に加え、難燃性UL94規格にも適合している。