JR西日本は、大阪環状線のイメージアップと満足度向上を図る「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、同路線各駅のトイレを2016年度までに改修する計画を明らかにした。

大阪城公園駅トイレ入口サインイメージ

「暗い・臭い・汚い」の解消を基本に、老齢人口や訪日外国人の増加、働きながら子育てをする世帯の増加などの社会環境の変化も踏まえた快適なトイレ空間をめざす。改修対象となるのは、大阪駅を除く18駅25カ所。森ノ宮、鶴橋、福島の3駅についてはすでに改良済みで、天満、大阪城公園、芦原橋、西九条の4駅は今年度中に改修を完了。2015年度には6駅、2016年度には3駅でトイレ改修工事を行う。京橋駅と弁天町駅については改良時期未定のため、この中に含まれていない。

今年度の改良対象になっている駅のうち、大阪城公園駅のトイレ改修は工事を終了し、9月27日から使用開始となる。おもな改良内容は、大便器の全洋式化・温水洗浄便座化、換気機能強化、照明LED化、便座クリーナー・手洗用せっけん整備、ベビーチェアー設置、入口サインの改良。とくに、入口サインは視認性を高めた大型のものを設置し、デザインにも大阪城やひょうたんなどのモチーフを取り入れて駅の個性を演出したという。