フランスのシトロエンは、10月に開催されるパリ・モーターショーへの出展概要を発表した。より快適なユーザーと自動車の関係を提案する一方、独立したブランドとなっている「DS」は2台のコンセプトモデルを出展。その存在感を世界に発信する。

シトロエン「DIVINE DS」

シトロエンはパリ・モーターショーでより総合的で楽しく軽快な自動車との新しい関係を提案する。これまでにも斬新で独特のスタイルを提案してきたメーカーだが、今回はユーザーの予算にまで言及している点がユニーク。デザイン性と快適性、多くの実用的テクノロジーを、管理しやすい予算の中で提供することをめざすという。

それを具現化したモデルとして、新型「C1」「C4 ピカソ」「グランド C4 ピカソ」を出展。さらに、ブランドと顧客との関係を透明で安心感のあるものにするために、新たなプログラム「シトロエン&YOU」をスタートする。

一方、シトロエンの高級モデルブランドとして独立した「DS」は、このパリ・モーターショーでその存在感を世界にアピールする。コンセプトモデルは一挙2台を展示。「DIVINE DS(ディヴィーヌDS)」は4ドア・コンパクトながら、ダイナミックで独特なスタイルを採用。とくにインテリアは、従来になかった大胆なデザインコンセプトとしている。

もう1台のコンセプトカー「DS 3 INES DE LA FRESSANGE PARIS CONCEPT(イネス・ドゥ・ラ・フレサンジュ パリ コンセプト)」は、DSデザイン・センターとイネス・ドゥ・ラ・フレサンジュ パリのコラボから生まれたモデルで、シックかつ、ときに斬新で独立心に満ちたひとりのパリジェンヌのために練り上げられたスタイルを提案するというコンセプトとなっている。