凸版印刷は、仕事と育児の両立に関するスキルの共有や職場内における理解促進のための支援施策「はぐくみプログラム」に、9月中旬から新たに「はぐくみサークル」を追加し、運用開始する。

はぐくみプログラムの「はぐくみアートサロン」

月に1度のランチミーティングを実施

同社が2013年度から開始している「はぐくみプログラム」は、育児休業中の社員の多くが感じると言われている職場復帰に向けての不安や、育児をしながら働く社員が感じる将来への不安の軽減、仕事と育児の両立に関するスキルの共有、職場内における理解の促進を目的に行っている。

このほど、同プログラムに、育児と仕事の両立を目指す社員同士で意識や工夫を共有する「はぐくみサークル」を追加した。月に1度平日の昼休みを活用し、職場や部署、職種の異なる5名ずつのグループに分かれてランチミーティングを実施する。

ミーティングで意見交換した内容は参加メンバーがレポートとして会社に報告。報告した内容は、会社の今後の運用や、制度の見直し等に活用していく。

対象となるのは、妊娠中・子育て中で、参加を希望するトッパングループの社員約30名。グループは、両立経験の長い社員から、両立をこれから始める予定の社員まで状況の異なるメンバー構成とし、それぞれが両立に関する日々の悩みを話し合う。2014年度実施時期は、9月中旬~12月下旬を予定している。

なお、上記プログラム以外にも、育児休業中の社員と子どもが親子で1つのアート作品を制作して絆を深める「はぐくみアートサロン」や、仕事と育児の両立について職場全体での理解を促進する目的で開催する「はぐくみセミナー」といったプログラムも実施している。

「はぐくみセミナー」の様子