11月1日公開の映画『クローバー』の完成披露試写会が22日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の武井咲をはじめ、関ジャニ∞の大倉忠義、永山絢斗、夏菜、上地雄輔、古澤健監督が出席した。

映画『クローバー』の完成披露試写会に出席した武井咲

本作は、1997年から2010年にかけて連載された稚野鳥子の原作少女漫画『クローバー』(現在『Cocohana』(集英社刊)にて続編『クローバー トレフル』が連載中)を実写映画化。華やかなホテル業界のオフィスを舞台に、平凡なOLの沙耶(武井咲)と超エリート上司の柘植(大倉忠義)の恋愛を描く。

劇中で大倉がドSキャラを演じたということで、この日の完成披露試写会は超巨大な"ドS大階段"からキャスト陣が登場。役を通じてドSな大倉に振り回されたという武井は「もう『嫌い!』って思いましたね。悲しかったんですけど、柘植さんは優しさのある人なので(武井扮した沙耶が)追いかけていくんだろうと思いました」と演じたキャラクターに理解を示し、「オフィスラブって楽しいなって思います。忙しいんだけど、充実感があっていいものだと感じました」と語った。武井の相手役である大倉は「心が痛かったですよ。こんな可愛い方に暴言を吐くわけですから。作品の中で無視したりするシーンがあって咲ちゃんがおかしくなるんですけど、撮りきれるのかと思いましたが、無事完成しました」と胸をなでおろしていた。

劇中では大倉が武井に対して「バカ」と言うセリフを連発しているが、武井が「"バカ"って言われたいですよね~」とM的発言をするも、「皆さん聞きたいですよね?」と大倉に懇願し、一度カメラ目線でそのセリフを発した大倉に再度「カメラ目線じゃなくて観客の皆さんのために言わないと!」と催促。そんなやり取りを上地が「咲ちゃんが一番ドSだね」と指摘して会場は大盛り上がりを見せていた。映画『クローバー』は、11月1日より全国公開。