LINEは9月19日、公式ブログにおいて、不正ログイン(乗っ取り)の被害拡大を防ぐため、PINコードの設定を必須にすると発表した。

9月22日14時頃より、スマートフォン版LINEアプリにて、PINコードの設定が必須になる。なお、開始時間は変更になる可能性があり、また、順次適応するため、開始時間にばらつきが生じる。

「PINコード」は、LINEにログインしようとしている人が本人かどうかを確認するための4桁の暗証番号。電話番号の違うスマートフォンでログインする場合、PINコードの入力が必要になる。

LINEでは、安全なPINコード作成のポイントとして、第三者からの不正ログインを防ぐためには、規則性がなく、かつ本人の個人情報と関連のないPINコードを設定することが肝心だとしている。

また、PINコードを設定していても、個人情報を持っている不正ログイン犯から4桁の数字を推測されては意味がなく、推測されやすい危険なPINコードを使っていないか、再確認を推奨している。

主な推測されやすくて危険なPINコードは次のとおり。

同じ数字や連続する数字

(例)1111, 1234, 9876

よく知られた語呂合わせ

(例)4649, 2525, 5963,

個人情報に関連する数字

(例)生年月日、住所の一部、現在、または昔使用していた電話番号の一部、メールアドレスの一部、パスワードの一部、他のサービスで使用している4桁の数字

同社は、LINEの不正ログイン急増を受け、7月から「LINEがセキュリティ強化 - PCログインでスマホに通知が届く仕様に」「LINE、不正ログイン対策でPC版LINEに認証番号による本人確認を導入」「LINE、ログインに「PINコード」を追加 - 利用設定を呼びかけ」といった対策を相次いで発表している。