住友生命保険相互会社は9月21日、新規プロジェクト「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」の記者発表会を都内にて開催した。同社の新たな社会貢献のプロジェクトのリーダーに選ばれたフィギュアスケート・浅田真央選手が、同世代のプロジェクトメンバーと共に若者を応援する意気込みを語った。

「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」のプロジェクトリーダーに就任した浅田真央選手(中央)

同プロジェクトは、若者が考える社会的課題を解決する活動の支援を行っていく同社の新たな社会貢献プロジェクト。9月22日より「音楽で街を楽しくする活動」「商店街を元気にする活動」など、20代の若者が中心となり活動している個人・団体の活動を募集を開始。12月下旬に発表予定の大賞に選ばれた個人・団体の活動には、100万円の活動支援を行うほか、浅田選手も該当活動に参加する予定だという。

「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」のプロジェクトTシャツを着用する浅田選手

浅田選手がプロジェクトリーダーに選ばれたきっかけは、同社が2012年度より夢に向かって挑戦している浅田選手を応援する「MAO ASADA 応援プロジェクト」。同プロジェクトを展開している中で、浅田選手への応援メッセージに「私も頑張ります」などの感謝の言葉が非常に多く見られた。

そのため、同プロジェクトが「浅田真央さんを応援する活動であると同時に、浅田真央さんの姿に自分の夢や希望を託す世の中の人々を応援する」(橋本雅博代表取締役社長)ものという考えにいたり、同社が浅田選手に共同での社会貢献活動を提案。今回のリーダー就任が実現したという。

応援される側から応援する側になる浅田選手

浅田選手は、「私自身、小さな頃からたくさんの日本の方に応援してもらっていると実感しています。今度は私自身が日本の皆さんを元気づけてあげられるようなパワーを送れるようにしていきたいな」と、プロジェクトへの意気込みを語った。

「スケートをしていない友達と知り合うことがなかったので、みんなと話せてうれしかった」と、同世代のプロジェクトメンバーへの印象を語った

リーダーという大役を任されたことについては、「プロジェクトリーダーということで、大丈夫なのかな、自分で(笑)」とおどけてみせる場面も。ただすぐさま、「学校の学級委員とかもやったことがないので、本当にドキドキワクワクなんですけれども、同じチームの皆と一緒に助け合いながら元気いっぱいできたらいいなと思います」と続け、リーダーとしての抱負をしっかりと語った。

この笑顔に多くの国民が元気と感動をもらったことだろう

会場では、浅田選手が出演する同プロジェクトの新CMも初お披露目となった。建物の屋上から浅田選手が同世代の若者に向けて大声で叫ぶ「ヤングジャパンアクション 叫び(募集)」篇は、9月21日よりオンエアされている。

浅田選手は、「こんなに叫ぶのは初めてかな、というくらい大きな声で叫びました。大きな声を出して、声が裏返ってしまうのが心配で、予想通り何度も裏返っちゃいました」と笑いながら撮影を振り返った。

「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」の新CM「ヤングジャパンアクション 叫び(募集)」篇

さらにこの日は、「応援つながり」ということで、プロの応援集団「我武者羅應援團(がむしゃらおうえんだん)」がゲストとして登場し、浅田選手に向けて"心に響く叫び方"を伝授。

「我武者羅應援團(がむしゃらおうえんだん)」の間近での迫力の応援に、ちょっと引き気味? な浅田選手

目の前で「頑張れ! 頑張れ! 真央ちゃん! お~! 」とバリバリ体育会系のド迫力な応援をされた浅田選手。「びっくりします」とやや驚きの様子を見せるも、「私自身も今回このプロジェクトを応援するということで、これぐらいの気持ちをもって応援していかないといけないな」。「我武者羅應援團」に"入団"してしまったかのごとく、この激アツな応援に負けない気持ちで同世代の若者たちを支援していくことを誓っていた。

「我武者羅應援團」に負けない気持ちで応援します!

元気いっぱいに応援するその姿は、「我武者羅應援團」に"入団"してしまったようだ

プロジェクトリーダーとして、「(東日本大震災の)被災地には行きたいなと思っています」と活動への意欲を見せている浅田選手は、自身の進退について問われると「今もまだハーフハーフ」。通常のトレーニングは続けているが、スケート靴をはいての練習は再開時期も未定だと話す。

応援メガホンを持つ姿も様になっている

現在は大学生としての生活を送っている浅田選手は、「(フィギュアスケートは)今の自分の生活の流れの中で『やりたいな』となればやるでしょうし、次の目標がなければそのままやめようかな」と話す。まずは「私自身も勉強になる」という同プロジェクトへの参加を通じて、自身の見識を深めていきたい意向を示していた。

まずは「やるべきことをしっかりやりたい」と話した浅田選手