米Appleが9月17日にリリースした「iOS 8」は、サードーパーティのアプリに新たなチャンスや利便性をもたらすリリースだ。新たに4000以上のAPIが開放され、アプリ同士の連携、サードパーティ製のキーボードや通知センターウイジェット、サードパーティのTouch ID活用などが可能になった。アップルはiOS 8の新機能をサポートするアプリをユーザーが簡単に見つけられるように、iOS 8対応アプリをまとめたセクション「iOS 8おすすめAppとゲーム」をApp Storeに追加した。

Metal対応ゲームを集めた「iOS 8 傑作ゲーム」

iOS 8の新APIでアプリ開発者の話題になっているのが、GPU利用効率を高められる薄いレイヤーのグラフィックAPI「Metal」。iOS 8対応アプリセクションでは、「プランダーパイレーツ」「モダンコンバット5:Blackout」「Epic Zen Garden」などMetal対応ゲームを「iOS 8 傑作ゲーム」から見つけられる。現時点でユーザーの関心を集めているキーボード。「Simeji」や「Mazec」などのキーボードは、「Evernote」「乗換NAVITIME」などウイジェット対応アプリ、「Pinterest」や「Pocket」といったSafariの共有機能に追加できるアプリとともに「App機能性の向上」にまとめられている。「iOS 8写真App」には、露出コントロールや焦点設定などiOS 8の高度なカメラ機能を利用できるアプリと、写真アプリにフィルターを追加できるアプリが並ぶ。開設時点で日本のApp Storeでは独立した項目になっていないが、米国のApp Storeには「1Password」や「Evernote」「Day One」などTouch ID対応アプリをまとめた「Touch ID」という項目が設けられている。