テレダイン・レクロイ・ジャパンは9月17日、4chで1GSps(インターリーブ時2GSps)を実現したタッチスクリーン搭載オシロスコープ「WaveJet Touch」2製品を発表した。

同製品は、同社のオシロスコープ「WaveJet 300A」をベースに開発されたもので、WaveJet 300Aの機能を継承しつつ、デバッグタイムを短縮するためのさまざまな機能が追加されている。

例えば、複雑で切り分けの難しい信号を、長いメモリ長やI2C、SPI、UART用トリガをはじめとするさまざまなトリガを介して取得することができるほか、ローパス、ハイパス、移動平均フィルタ機能の使用により、ターゲットとなる信号の簡単分離、ピーク検出機能や、Average、高解像度取得モードの選択による波形の取得なども可能だという。

また、パス(合格)/フェイル(不合格)マスクと計測テストを使うことで、特性評価や検証試験が容易に行えるほか、リプレイモードを使用することで過去にさかのぼって、そうした異常なイベントを特定し、パラメータまたはカーソルを使用してそれらを測定し、問題の原因をすばやく発見することができるという。

なお価格は、帯域350MHz対応の「WaveJet 334T」が54万円(税別)、500MHz対応の「WaveJet 354T」で72万円(同)となっている。

「WaveJet Touch」の外観