MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険はこのたび、10月からスマートフォン向けアプリ「スマ保」の第3弾として、新サービスの提供を開始すると発表した。

「スマ保」は、「保険をてのひらに。」をコンセプトとする当社独自のアプリで、累計ダウンロード数は42万件(8月末時点)を超えるなど、多くの顧客から好評を得ているという。

「スマ保」第3弾では、安全・安心な自転車生活に役立つ機能を多数搭載した「安心さいくる」のサービスを開始する。さらに、これまで提供してきた自動車の「『運転力』診断」に、事故多発地点を通過時に注意を促す機能を追加したほか、大規模自然災害時の避難行動をサポートする「災害時ナビ」に自治体が発信する防災情報をタイムリーに案内する機能を追加するなど、事故防止や防災・減災に繋がるサービスを拡充した。

三井住友海上では、今後も、「スマ保」のサービスメニュー拡充を図り、顧客の利便性向上に努めていくとしている。

「スマ保」新サービスの概要

  • 提供開始日:10月1日予定(「災害時ナビ」の機能追加のみ10月下旬予定)

  • 対象者:スマートフォン利用者であれば、同社の契約者に限らず誰でも利用できる

  • 追加機能:新機能として「安心さいくる」を追加したほか、従来のスマ保に搭載していた「『運転力』診断」及び「災害時ナビ」を大幅にリニューアルする

「スマ保」新機能の詳細

安心さいくる

  • 自転車運転時にあらかじめ設定した速度を超過すると、音や振動で利用者に通知し、スピードの出し過ぎによる衝突事故を防ぐ。また、その他にも自転車安全整備士のいる自転車店の検索や、点検・整備のサポート、事故や盗難に遭った際の適切な行動のナビゲート、自転車を対象とする保険の情報など、安心・安全な自転車生活を送るための機能を多数搭載している

『運転力』診断

  • 従来の運転傾向の分析・診断やドライブレコーダーなどの機能に加えて、外部機関の事故データと同社が保有する過去の事故データから事故多発地点を特定し、走行中にその地点に近づいた際に音声で注意を促す機能を追加する。さらに、事故予防効果が認められる「eco 安全ドライブ診断」機能の追加や、全国で実施した診断結果ランキングを表示するなど、継続的に楽しく利用できる機能も搭載している

災害時ナビ

  • 従来の、地図やカメラ(AR)を用いた最寄りの避難所までの誘導機能に加えて、気象警報や自治体が発信する避難勧告など、利用者の現在地における最新防災情報をリアルタイムで知らせる。また、避難所や自宅までの誘導画面をこれまで以上に見やすくしたことにより、スムーズな避難が可能になるほか、災害時に役立つノウハウ集もさらに拡充される

「スマ保」新機能開発の背景

  • 昨今、交通事故に占める自転車事故の割合が年々増加しているほか、全国各地で自然災害が相次いで発生している。こうした状況を踏まえ、同社がこれまで培ってきた事故防止や防災・減災に関する情報とノウハウを活用し、利用者を様々な状況における事故や災害から守る一助となる「スマ保」第3弾を開発した

事故防止や防災・減災への取り組みは損害保険会社の社会的使命であると考えていて、今後も同サービスを始めとする各種ツール等の充実を図っていくとしている。