ニフティは9月18日、ホームネットワークとクラウドを結び、さまざまなサービスの提供に活用できるサービス事業者向け「スマートサーブプラットフォーム」の提供を開始した。

同プラットフォームは、ニフティの個人向けネットワークサービス「スマートサーブ」で利用しているシステム基盤を、サービス事業者向けに提供するもの。小型の専用機器を宅内のLANにつなぐだけで、ホームネットワークとニフティのデータセンター内のクラウド環境をVPNで接続が可能。サービス事業者は、利用者に複雑なネットワーク設定を強いることなく、クラウド上で構築したシステムから各家庭に向けてさまざまなサービスを提供できるようになる。

「スマートサーブプラットフォーム」概要

通信の暗号化方式にはIPsecを、VPNの接続方式には遠隔地にある拠点間ネットワークなどで使われるL2VPNを採用。セキュアなネットワーク環境下で、TCP/IPを含むさまざまなプロトコルによる双方向かつフラットな通信が可能となっている。ECHONET Lite(スマートハウス向け制御プロトコル/センサーネットワークプロトコル)対応機器などにもクラウドから直接接続できる。

なお、現時点で利用可能なクラウド環境は「ニフティクラウド」だが、今後は他社のクラウドサービスにも対応する予定としている。

基本料金およびサービス料金は以下の通り(ニフティのプレスリリースより)。

「スマートサーブプラットフォーム」料金一覧