「第5回AKB48じゃんけん大会」が17日、東京・日本武道館で開催され、NMB48兼SKE48の"みるきー"こと渡辺美優紀が優勝し、ソロデビューすることが決まった。イベント終了後、渡辺は報道陣の取材に応じ、"ソロアイドル"への憧れを語った。

第5回じゃんけん大会で優勝した渡辺美優紀

2010年から毎年開催されているじゃんけん大会は、AKB48グループメンバーがトーナメント方式でじゃんけん対決をするイベント。昨年まではAKB48シングルの選抜16人を決める目的で行われ、優勝者にはセンターの座が授与されていた。今年は、優勝するとソロデビューが約束され(これまでソロデビューしたことがあるメンバーはソロシングル+コンサート)、2位から16位までのメンバーは2位をセンターとしたカップリング曲の選抜となる。

小悪魔的な発言から、愛称の"みるきー"を文字って"わるきー"とも呼ばれている渡辺。この日はヘソ出しの"ラムちゃん風わるきー"衣装で出場し、周囲の視線を釘付けに。ソロデビュー曲については「秋元(康)さんが私がいちばん輝ける曲をくださると思うのでどんな曲も楽しみ」と言いながらも、「かわいい曲」とさりげなくアピール。プレッシャーは「めっちゃあります」と心境を吐露し、「ここにいてくださってる皆さんは、私のファーストソロデビュー曲を聴いてくださいね」と報道陣にも小悪魔っぽくおねだりしていた。

また、「アイドルとしてソロで活躍していた松浦亜弥さんとかすごく尊敬しているので、そんな風になるのが夢だった」と語り、「あんなふうにキラキラ輝けるアイドルになれるように、ここでチャンスをつかめるように頑張ります」と意気込みのコメント。もともとソロに憧れを抱いていたものの歌には自信がなく、NMB48を共に牽引する山本彩の歌唱力に負けていると感じていたことから「あんまり言えなかった」と胸の内を明かした。

「本当に夢みたい」と笑顔を浮かべていた渡辺。今年の総選挙は選抜漏れの18位と前年の15位から順位を落としていた。そんな渡辺にとって、今回のソロデビューはファンへの「恩返し」と共に大きなチャンス。「本当にこれは八百長じゃないんです」と主張し、「いじわる書かないでくださいね」と報道陣に再びおねだりしていた。

■第5回じゃんけん大会の結果
<1位>
渡辺美優紀(NMB48チームBII/SKE48チームS)

<2位>
小嶋陽菜(AKB48チームA)

<3位~4位> ※順位未確定
川本紗矢(AKB48チームB)
岩立沙穂(AKB48チーム4)

<5位~8位> ※順位未確定
大和田奈那(AKB48チームB)
宮崎美穂(AKB48チームK)
永尾まりや(AKB48チームK)
小谷里歩(NMB48チームN/AKB48チーム4)

<9位~16位> ※順位未確定
柏木由紀(AKB48チームB/NMB48チームN)
東由樹(NMB48チームM)
荒井優希(SKE48チームKII)
朝長美桜(HKT48チームKIV/AKB48チームB)
岡田奈々(AKB48チーム4)
佐藤妃星(AKB48チーム4)
中西智代梨(AKB48チームA)
内田眞由美(AKB48チームK)

前列左から宮崎美穂、川本紗矢、小嶋陽菜、渡辺美優紀、岩立沙穂、永尾まりや、小谷里歩、後列左から荒井優希、内田眞由美、岡田奈々、柏木由紀、朝長美桜、中西智代梨、東由樹

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