アイピーオンウェブジャパンはこのほど、国内のRTB事業者向けに、多数のDSPとSSPを一度に接続してRTB広告取引を効率化する「BidSwitch」の提供を開始することを発表した。

これまでRTB広告取引を行うためには、買い手であるDSP事業者と売り手であるSSP事業者が相互に契約を交わし、両者のシステムを接続するための開発を行う必要があった。また、新規事業者とRTB広告取引をはじめるためには個々に接続を行わねばならず、コストがふくらみやすかった。

同社はこのような問題を解決するサービスとして、BidSwitchをリリースする。BidSwitchにはすでに多数のSSPが接続しており、DSPはBidSwitchに一度接続するだけで、それら多数のSSPと即時に取引をはじめられる。DSP事業者は、取引を希望するSSP、国地域、言語、デバイスなどを管理画面から設定できる。

また同サービスは、各DSPがどんなインプレッションを購入したいのかを自動で判別し、不要なものを排除してDSPのシステム負荷を低減する機能や、ボットネットなどの不正インプレッションを検知して取り除く機能なども備えている。