タニタは17日、中国の東軟熙康健康科技(遼寧省瀋陽市)と包括提携し、瀋陽市に中国第1号店「煕康百利達食堂」(XIKANG TANITA Restaurant)を出店すると発表した。タニタ食堂の海外出店は初となる。

東軟熙康健康科技は、中国におけるITソリューション・サービスのリーディングプロバイダー、Neusoftコーポレーション傘下の企業。タニタと東軟熙康健康科技は今回の提携により、協力して中国での医療・健康市場での機器・サービスの販売拡大を目指す。第1弾の取り組みとして中国国内での健康管理食事事業を展開し、そのテスト店舗となる「煕康百利達食堂」をNeusoftコーポレーション本社内に出店する。

「煕康百利達食堂」内観

同店舗は、Neusoftコーポレーションにおける健康管理領域での象徴的なブランド「XIKANG」と共同で展開する。タニタ社員食堂のレシピを、食材を置き換えるなど中国向けにアレンジして提供するほか、デザインについては、「丸の内タニタ食堂」を踏襲しつつ、カフェコーナーを用意するなど独自のアレンジを加えたという。

また、「丸の内タニタ食堂」と同様に、プロフェッショナル仕様の体組成計で計測し、その結果を基に専門家が健康アドバイスを行うカウンセリングルームも設置する。当面は5定食をローテーションで提供し、順次、レパートリーを拡大していく予定。延べ床面積は415平方メートル(食堂スペース290平方メートル)、120席。グランドオープンは2014年9月22日。