グレープシティは9月16日、アプリケーション開発スイート「ComponentOne Studio」の新バージョン2014J v2を発表した。

1操作でアプリケーション全体をタッチ対応に変換可能

今回、Windowsフォームアプリケーション開発用スイート「ComponentOne Studio for WinForms」に、タッチ操作対応ズーム機能コンポーネント「TouchToolkit(タッチツールキット)」を追加した。これにより、Visual Studioのツールボックスから「TouchToolkit」の収録コントロールをドラッグ&ドロップするだけで、タッチ対応OSとタッチ非対応OSの両方で快適に操作できるズーム機能などをアプリケーションに実装可能になった。

また、従来の画面レイアウトを崩さずに拡大・縮小やズーム、タッチ時の拡大鏡などの機能が使えるようになるため、既存のアプリケーションを継続運用する一方で最低限のタッチ対応は行いたいケースにも適している。

快適なタッチ操作をサポートする機能が充実

「TouchToolkit」をアプリケーションに追加してビルドすると、実行時にアプリケーションのウィンドウサイズに追従して画面全体を拡大・縮小が可能になり、アプリケーションのレイアウトを一切変更する必要がないため、最少工数で画面拡大機能を実装できる。

画面を拡大できるアプリケーションに変換

加えて、「TouchToolkit」には「C1Magnify」「C1ApplicationZoom」「C1Zoom」「C1ZoomPanel」「C1ZoomCommandsProvider」「C1MultiScaleImage」「C1TouchEventProvider」という7つのコントロールが収録されており、ピンチズーム、スワイプ、パンウィンドウ、拡大鏡といったタッチデバイス特有の操作をサポートする。

ComponentOne Studioシリーズはサブスクリプション方式で販売しており、初回費用は「ComponentOne Studio Enterprise」で16万2,000円、「ComponentOne Studio for WinForms」単体エディションでは10万8,000円で、1年単位の更新費用はそれぞれ初回費用の40%(価格はすべて税込)。